社会に元気を生み出すソフト、ネットコモンズ( NetCommons )
1.ネットコモンズ( NetCommons )とは?
ネットコモンズ( NetCommons )というソフトがある。グループやコミュニティの情報共有とその活用を促進するCMSの一つです。
元は公共機関・教育機関を主な対象として、その情報インフラの向上・整備を目的に国家プロジェクトの一つとして開発されたソフトです。
オープンソースとして誰でも使うことができるけれど、その多機能で高品質な内容についてはまだこの世に十分には知られていないように思います。
けれどこのソフトは決して教育・公共機関のみならず民間の企業・各種団体でも十分にその効用は発揮する将来性のあるソフトのように感じています。
そのフォーマルな見解は公式サイトにお任せするとして、以下、私見を述べます。
2.注目すべきネットコモンズ( NetCommons )の特徴
ネットコモンズ( NetCommons )の目をひく特徴は2つあります。
一つは閉ざされたコミュニティでの発言や各種情報コンテンツを、いつでもすぐにネットに公開できるということ。
二つ目は、役割の権限を細かく決めることができるということ。
ネットコモンズは、ネットで誰でもが見られる公開されたWebサイトと(IDとパスワードを使わないと入れない)会員サイトの二つの部分で構成されます。そしてその会員一人ひとりに情報の公開や閲覧の権限が細かく決めていくことができます。
この二つのことは何を意味しているかというと、Webサイトのコンテンツを、関係当事者(または該当スタッフ)がスムーズに情報コンテンツを生産していくプロセスを辿ることができることを示しているように思います。
現場で働く個人のつぶやきが、ネットで価値のある情報ソースに生まれ変わります。
だけではありません。
企業・団体としての生産効率(または端的に売り上げ)の向上につなげていくその一方で、現場で働くスタッフ一人ひとりの意識やスキルの向上を図りながらコミュニティを活性化させていくワークフローを実現させる可能性をも秘めているソフトだと思います。
3.ネットコモンズ( NetCommons )の課題
もちろんこのソフトはまだ決して「ばら色」ではありません。
第一に、今日ではWeb界の標準ともなっているCSSによるレイアウトが完全ではありません。テーブルタグがふんだんに使われて、ページの容量を重たくし表示時間を長くしてしまっています。またデザインの自由度を相対的に低め、ビジュアルな表現に制限をかけてしまっています。
第二に、セキュリティなど高レベルの技術が使われているその一方で、指定されたインストールを行っても、ブラウザやPC環境によっては、ログイン(会員サイトに入るときの入口)時のポップアップウインドが開かれなかったりするなど、まだ安定した導入を必ずしも保証しているとは限らない点があります。
この夏ほどに公式マニュアルがリリースされるとも伺っています。それで第二の点は幾分解消していくかも知れませんが、現時点ではまだ十分とは言えません。
自身でのネットコモンズ( NetCommons )のインストール作業ができない団体や個人のために、ASP的な有料サービスもできあがっていますが、まず上記の不安定な部分を解消していくことが急務であり第一義的に行われていくべきことだと思います。
情報化が急速に進むこのネット社会において、個人がその情報の渦に埋没されないためにも、自ら情報を発信しそれが社会・企業における貢献度を高めながら、よりいっそうの実りある豊かな社会を実現されていくことが望まれます。
ネットコモンズ( NetCommons )公式サイト
http://www.netcommons.org/
NPO法人 コモンズネット
http://www.commonsnet.org/


本文の後半でインストールにおける安定度を指摘しておりました。後日試行の末、無事に不具合が解消しました。
上記内容は後日改めてフォローしていきたいと思いますが、導入・運用における公式サイトまたはマニュアルにおけるより充実したコンテンツの実現が促進されていけばと思います。
自分も微力ながら、お手伝い応援を心がけていきたいと思います。