Google にみるサービス業の精神
初めからお金目当てではなくて、自分たちが心から楽しめる。そしてそれがどこかの誰かに役立っている。そうした積み重ねが結果的に、人を集め、富を得る。
ゲストは Google の村上社長。
印象に残ったことは、サービスに対する考え方。サービスはそれを享受する人の立場に立って考える必要があるという主旨のことを発言されていた。
サラリとカンタンに言っていることでも、 Google の社長の言葉だけに考えさせられるコメントだ。
とても有名なことだが、 Google の職場環境は一見レジャーランドのようである。社内で販売されている飲食物もすべて無料。居心地がよくないと創造的な仕事はできない。という発想からだ。
少数精鋭の Google は、いつも社員一人ひとりに「セルフモーター」であることが求められる。その道を行く人は、その人以外にいない。だから何でも自分で判断をし、相談をするときも選択肢を用意させてからにする。
Google のミッションは、あらゆる情報を整理するということ。情報と人を結びつけ、そこにさまざまなメリットを創出する。
ご存じのように、 Google のサービスはほとんどすべてが無料だ。それは冒頭のサービスの考え方を裏付けるものでもある。無料にすることで多くの人から支持をされ、そして僅か9年で18兆円の巨大企業へとのし上がった。それはアドワーズなどの広告収入に支えられる。
そうした Google も初めは、二人の学生が興味本位で研究していたことがそもそもの始まりだった。起業したときは、知人にガレージを借りて始めたという。
初めからお金目当てではなくて、自分たちが心から楽しめる。そしてそれがどこかの誰かに役立っている。そうした積み重ねが結果的に、人を集め、富を得る。
サービス業の基本であり、理想でもあるような Google という企業の出現に、改めて敬意を表したい。
人を集め、金を集め、巨大な権限が発生すれば、自然と政治的なリスクも生まれる。でもそれは Google だけの問題ではない。社会全体が Google という一つの世界遺産を、人類の英知として運用できるかどうか、一企業を超えて問いかけてきているようにも思える。
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