9 月 12th, 火曜日, 4:54 am, 2006,

ゆうべ5年前の9・11、NYテロの報道特集を視た。

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いま真夜中の3時半。あまりの生々しいドキュメントに眼が覚めてしまう。

ニューヨーク貿易センタービルのワンフロアで、空から飛行機がこちらに向かって飛んでくる。逃げることもできない。・・・・機体がやや斜めに傾いてビルに突き刺さったために、難を逃れることのできた方の証言を基に作成された映像が生々しい。TBSのWebサイトでも一部閲覧できる。

足の不自由なご老人を助けて、崩壊したがれきの下から生還した消防士たちの話、閉じ込められたエレベーターから脱出の活路を見い出した掃除人さん、建物の構造を知り尽くした方が最後までフロアを上に登り救助し続けた話。最初の飛行機がビルに衝突してから、二つ目のツインタワービルが崩壊するまでの101分のドラマを証言に基づいて繰り返し報道していた。

じつは週末に「 エアフォース・ワン 」( 1997 年)という映画を視ていた。合衆国大統領の専用機(エアフォース・ワン)がハイジャックされ、大統領が命がけで事態打開のチャンスを狙うというストーリー。主演はハリソン・フォード。物語に象徴される「救出劇」はアクション映画としては迫力がありかたずを飲んだ。でもリアルのテロ事件はその想像を遙かに超える。

実際の合衆国はどうしたか? テロ事件後、アフガニスタンを侵攻し、イラク戦争を起し泥沼化への道をたどる。牙には牙を剥いた「世界」はどこへ向かうのか。テロへの緊張は依然と油断を許さない。国家の威信とは何か。「犠牲者に報いる」とはどういうことか。

ソ連が崩壊し、テロという新たな脅威に人類はどう立ち向かうのか。対話の継続は必要だし、スポーツ・文化の交流も大切なことだ。そうした地道な活動を続けながら、人類は自らの手で滅びゆく道を回避する英知を手に入れられるのか。

TBS司会の筑紫さんは、「全世界の人がその時自分が何をしていたかを知っている日」として、世界歴史上初めてのことだと繰り返し強調していた。地球上のどこか遠くで起こっていることはもはや自分に関係のないことではあり得ない。いつでも瞬時に、自身のこととして目の前に現れる。

情報は一瞬にして世界を伝播する。各国の核兵器は地球を数回滅ぼす力をもっている。どうか地球という惑星がその星の寿命を終えるその日まで、人類自らの手で安易に死を選択することの無きよう、また一人ひとりがもっともっと輝ける社会で在り続けられるよう。

NYテロ事件。飛行機に乗り合わせ一瞬にして犠牲となられた乗客の方々も含め、約3000人に上る貿易センタービル犠牲者のご冥福を心からお祈りします。

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