IA (情報アーキテクチャ)モデルが WEB 制作に必要な理由
IA(情報アーキテクチャ)モデルをWEB制作の機軸にもつことは、ご予算に見合う適切な制作展開を行うために不可欠である。
いつもの早朝の散歩の途中、一軒のお豆腐屋さんの前を通る。すでに仕込が始まっていることも多く、いつもほのかな香りが立ち込めている。明日から二日間に渡り、パシフィコ横浜で「蘇(よみがえ)れ!日本の大豆」と題して、「スローフードフェア2006」が開催される。全国規模のフェアは初めてだという。“豆腐通”にはゼッタイ見逃せないと思う。
さて昨日のRTCカンファレンスで名刺交換をしたデザイナーさんから、 IA モデルに関してこんなご感想を承った。
「
ボクのお客さんでは、そんなに言葉は出てこないから、( IA モデルなど)作りようがないし、(作らなくても)制作は行えてしまえている。
」
というもの。
率直なご指摘だと思います。
なぜ
IAモデルを作るのか?
たしかにボクのお客様もそんなにポンポンと言葉が出てくるケースは多くない。中小企業の社長さんまたはご担当者の方は忙しくて時間が十分に割けない方々がほとんどだ。
このお話をすると長くなってしまいますので、一点だけコメントをします。
私にとって IA モデルをWEB制作の機軸にもつことは、ご予算に見合う適切な制作展開を行うために不可欠ということです。
どのページから優先して作るべきなのか、ご予算を回していくべきなのか。また、そのデザイン・その情報がなぜそこに必要なのか、その理由を説明できる根拠となるもの。その都度その場の思い付きではなくて、いつでも立ち戻れる原点。それが私にとっての IA モデルなのだ。
もちろん IA モデル一つでは資料は十分ではない。都度補足となる資料をご用意していかないといけないし、また制作当事者にとって情報の組み立てはさまざまであるだろうから、IAモデルの内容も一様ではない。お客様の状況によっては、作ったものを破棄して、もう一度初めから作り直す(またはお客様自身にご提案を頂く)こともいくらだって在りうる。
IA モデルは場合によっては、お客様に見せなくてもいいものかも知れない。「そんなこと分かっている」かも知れないお客様にとって、それは制作側の「熱心さ」を伝えるものではあっても、それが「情報デザイン」の根幹として位置づけられるべきもの、WEB制作のコアとして在り続けるものであることをご理解頂くためにはしばしの時間を要することもあるのだ。
そうした意味で、IA モデルは制作を行っていくものにとって、いつでも真心を込めて、またそれが技術と結びついて最良の情報選択をするための忘却ツールとして、まず第一に必要なものなのかも知れない。
町のWEB屋は、世界につながっていたい。
そのために、たとえ小さなお仕事、規模の決して大きくない事業のホームページであっても、最高の品質を提供するための営みを展開していきたい。それは損得抜きに自らの責任の元にトコトン行っていける個人事業主ならではの特権なのだ。
でも「個人」だからといって、決して甘えは許されない。自ら許さないためにも、そのチェックツールとして、IA モデルは制作者がいつでも立ち戻らなければならないコンセプトメイキングツールとしてその価値を高めていくべきなのだと思う。
皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。
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