自由業(フリー)の仕事の質を問う
仕事の内容をきちんと評価してもらいながら、お客様に心から喜んで頂く為のフリーの仕事の心得を書き下ろしてみました。
私たち自由業(フリー)の身でいつも問われることは、仕事の質。いい仕事をしたい。いい成果を残したい。お客様に喜ばれる仕事をしたい。でもそれでナンぼ? ギャラはいくらなの? 答えはない。
眼を閉じて、お金のことを忘れてみる。そして自分の仕事が本当に役立っていることを想像して、その成果にたどり着くまでの道のりを考え、そしてプレゼン資料を作る。
ボクたちの仕事はお客様に理解されないことが多い。「たいへんなことは分かるけれど、それがどれだけ価値のあるものなのかは分からない。」となれば、黙って、仕事を進める。いつも少し先まで進めてみて、あとをちょこっと振り返る。
仕事がクリエイティブであり続けるために、何を求めていいのかクライアントが分かっていないことを、いかにどこまで分かってもらいながら、仕事に献身するのかが問われる。
こんな感じで仕事を進めてみたいのですけれど、どうですか? 即席にはいかないかもしれない信頼感を少しずつ育みながら、もう一歩を踏み出して、「お見積もり」をご提示する。
仕事を通して、人とつながる。気持ちを合せることができてこそ仕事だ。
もちろん、期待された以上のことができなかったらアウト。次に仕事は来ないと思ってもいい。一所懸命に打ち込む。魂を込めて生かさせてもらう意気。でもそれだけでは十分ではない。
ときとして、そうしたクリエイターの純粋な気持ちがアダになってしまうこともある。たとえば、業務を委託されているとき。たとえば、勤め人として、上司の指示を守らなければならないときなどがそうだ。
「制作業務」がクリエイティブなものであっても、仲介の役割を担う立場の方がいるとき、最終クライアントのご依頼・ご期待にどこまで応えるのか、その仲介者との意思疎通なしに仕事は成り立たない。「必要以上のこと」は、仕事を仲介して任せている立場の人にとっては迷惑となったり、時としては業務の妨害とすらなり得る。
クリエイターの仕事はいつも何を求められて、何を求められていないのか、どこまで求められていることに順応であっていいのか、フリーとしての社会性や協調性が問われることもしばしばあるのだ。
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