マークアップエンジニアという仕事
マークアップエンジニアは、ソースコードを組む技術者であると共に、アナログコンテンツを編集する編集者、またあるときはレイアウト・色合いを厳密にチェックしていくデザイナーとしての資質も要求される。
高校時代に、フラクタル図形に魅せられていたことがある。「フラクタル」とは「自己増殖していく」こと。
言葉はとっつきにくいかも知れないが、自然界の至るところで散見する。木の枝、雪の結晶、入り組んだ海岸線など。一見複雑に見える事象・現象・形象がじつはシンプルなルールから成り立っているという事実。
「フラクタル」であることは言ってみれば当たり前のことで、それを人が知覚しやすいように、認識する道具として、より分かりやすいモデルをこしらえたわけです。
さて、本題。いま制作でマークアップを行っている。マークアップとは、用意した資料や素材を、お好みのデザインでホームページに見られるようにソースコードを組むこと。
このマークアップもまた、いわばフラクタル的。
1.ネスト( [ nest ] 入れ子に組む。)
2.フロート( [ float ] 浮遊させる。)
1.で領域をつくり、2.で場所を決める。
もちろん、これだけでホームページはゆめゆめ作れないが、あらゆるものをそぎ落としてその原理に立ち返るとき、ソースコードを組むコーダー、最近はマークアップエンジニアと名のるのが流行りだが、黙々と上記作業を積み重ねていく。
このマークアップという一種の言語。数学的な美しさに魅了されることもしばしだが、それは単に美しさに留まらない。用意した資料や素材(文章や画像など)の構造を厳密にふるい分けていく道具でもある。マークアップという作業は一見、無機質な響きがあるが、その奥は深い。文章構造を厳密にチェックするとともに、その表現力は、デザイン力と直結する。
さまざまな役割を分担して、複数人数のプロジェクトで制作されるWEBにおいて、マークアップエンジニアは、ソースコードを組む技術者であると共に、アナログコンテンツを編集する編集者、またあるときはレイアウト・色合いを厳密にチェックしていくデザイナーとしての資質も持ち合わせなければならないことがある。
共同作業としてのWEB制作において、ライティング・デザイン・マークアップの役割を調整していくコミュニケーションまたはそのチームワークが、WEBの制作・運用をより豊かな展開にさせていくのだろう。
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