11 月 30th, 水曜日, 0:00 am, 2005,

アクセス解析カンファレンスに参加して

先日、あるお客様にユーザー導線の視点から、あるデザインの変更を申し出た。聞き入れて頂けずに、サーバーログによる解析結果も示してみたが、まだ訪問者数が少ないということもあって、「説得」するには至らなかった。

「アクセス解析」はアクセスを客観的に分析するという行為には止まらない。訪問者の行動を「仮説」し、検証し、次の行動につなげるための、ツールまたは潤滑油みたいなものだ。昨日の「アクセス解析カンファレンス」に参加してみて、改めて痛感した。

カンファレンスはとても有意義なひとときだった。午前中は、国内のアクセス解析業者15社が一同に合して、同じデータの分析を比較するという試みが行われた。

単に優劣をつけるという話ではなくて、どうして分析結果が違うのか、またはどうして一致するのか、その技術的背景を探るやりとりは興味深かった。必ずしもその技術レベルのお話に十分追いつけた訳ではないが、同業者同士、とても仲のいいことが印象付けられた。
もちろん、競合したり、相見積りになったり日常では火花を散らすことも当然あるのだろう。しかしその一方で、こうして肩を並べて自分たちの製品・サービスを見せていくというのは素晴らしいことだと思った。

いま私は、サーバーログ型の「Click Tracks」(アイ・エム・ジェイ)をメインに使っている。しかしそれだけでは十分ではなく、Webビーコン型や、パケットキャプチャーなどその特徴を活かした利用の仕方を究めたいと思う。また生データを直接Excelで読み込んで、「手作りの分析ももっと行うべきである」ことを痛感する。< いなかどっとコムの石井研二氏。

要は、「仮説」。仮説検証のためにデータがあって、さらにブランディングにアクセス解析がどう貢献するのか、3時間目の電通の高広伯彦氏のお話は興味深かった。

アクセス解析といえば、グーグルが無料のサービスを始めたことで話題を呼んでいるが、その解析をどう解釈し、サイトに活用していくかが、今後ますます問われる。ネットレイティングス株式会社が独自に進めてきた「WEB視聴率」などオリジナルコンテンツを武器にした企業それぞれのオリジナリティがますます問われる。< 同社代表、萩原雅之氏

「仮説」という視点から、WEBプロデュースを展開して頂いた CreatorsNet のかわちれい子氏。今回のアクセス解析カンファレンスをゆるやかにまとめて頂くそのコンテンツとして、プロデュースの実演を行って頂いた。決して、奇異なものではない。むしろ平易な思考の積み重ねであるが、だからこそアクセス解析をより身近なものとして、またWEBプロデュースがビジネスの中でとても身近なことがらとして、分かりやすくお話を展開して頂いた。決して難しいことをこねくり回すのではない、目の高さレベルの視点にとても好感がもてた。

冒頭のお客様との問答も、単に私のIT技術力の問題ということではなく、お客様とのコミュニケーション、または私をどれだけご信用頂けるお話になっているのかも問われるのではないかと思う。解析のサンプルとしての「訪問者数」がたとえ少なくても、ギーチ(私のこと)がそこまで言っているのであれば、とお任せ頂ける存在になりたいと思う。

基本に戻るけれど、「仮説」そして検証して、提案ないし、行動。この日常の地道な積み重ねが「アクセス解析」を有効に利用していく王道になるのであれば、今日から新たに襟を正して企画に臨みたいと思う。

【参考サイト】
第4回 アクセス解析カンファレンス

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